時間制限駐車区間があることを示す表示板
路上に駐車できる時間制限駐車区間があることを案内しています。
規制標識「時間制限駐車区間」のために用意された指示標識「規制予告」という感じですが、今居る道路には存在しないため、
該当する区間のある道路を右左折で案内していることから、案内標識としての機能もあります。
しかしながら、どっちつかずで正式な標識には含まれず、タダの表示板に成り下がっています。
時間制限駐車区間ということで、パーキング・メーターとパーキング・チケットがあります。
都心部の交通量が多い幹線道路では多く見られますが、他ではあまり見られません。
パーキング・チケット発給設備があることを示す表示板
パーキングチケット発給設備、要するに駐車券の券売機がある場所を示しています。
パーキングメーターは駐車区画に1台ずつ立っているのに対して、
パーキングチケットは複数の駐車区画をまとめて対応する発給設備が設置され、そこでチケット買って車に呈示するシステムです。
区間が長い場合には一定区間を置いて発給設備が複数台設置されているので、それに合わせて表示板も複数設置されています。
パーキングメーターよりも手軽に操作できそうですが、数は若干少ない印象を受けます。
左折可
この交差点では、信号灯の色に関わらず、常に左折することができます。
規制標識「一時停止」が無い限り、停止する強制義務はありません。
むしろ止まると円滑な交通の妨げになるので遠慮無く通行できますが、
交差点をショートカットする構造のため、その多くは途中に横断歩道や自転車横断帯があります。
歩行者や自転車が居ればそちらが優先されますので十分注意しましょう。
特に左折車の多い交差点で円滑な交通を図る目的の他、曲がるのが難儀な鋭角のきつい交差点に多く設置されています。
図柄は完全に規制標識「一方通行」の青白反転ですが、そちらがれっきとした規制標識に対して、こちらはタダの標示板という、何とも哀しい格差が生じています。
チェーン着脱場
冬季降雪時、タイヤチェーン等の滑り止めの着脱を行うために確保されている場所です。
雪ですっぽり覆われてしまう地域では、冬の間中は冬タイヤを履きっ放しなので、わざわざこのような場所は不要かもしれません。
よって、日常的に冬タイヤを履いていない車の通行が多いと思われる、雪国とそうでない地域を結ぶ幹線道路に設置されるようです。
一般道路では青色、高速道路では緑色です。場所によって冬季以外は伏せられていて見えない場合があります。
視線誘導
カーブの突き当たりで、進行方向を瞬時に認識させるべく設置されています。
カーブの長さに応じて、複数個連続して並べられているのが普通です。色は橙と黒の組み合わせの他、白と赤等の異形が存在します。
そのほとんどがカーブを曲がり切れずに自動車にぶつけられ、少なからず破損が生じています。
常日頃危険な目に遭っているという、かなり哀れな境遇を背負っている標示板のようです。
通行規制区間
異常気象等により通行に危険な条件が発生した場合、その道路に通行規制がかかることを予告しています。
条件としては、降雨量が規定値を超えた場合がほとんどです。土砂災害による事故を未然に防ぐべく、主に山間部の道路に設置されています。
道路の整備状況や路線の重要度により、具体的な規定値は様々です。尚、設置場所の近くには、大抵通行止めのゲートがあります。
都内の幹線道路では、震災発生時に通行止めとなる予告がまんべんなく設置されていますが、それらもこの表示の一種と言えます。
駐車場
案内標識「駐車場」と同じ意味ですが、図柄が全く同じ指示標識「駐車可」との混同を避けるべく、オリジナルの標示板として設置されています。
東京都心や横浜で多く見られ、補助標識に描かれた矢印によって誘導案内しています。
尚、この標示板はデフォルトが存在しませんが、多用されているためここで掲載しています。
津波浸水区間
過去に津波で浸水した区間であることを示しています。
東日本大震災の発生以降に新設された標示板です。教本には載っていませんが、珍プレーに回すのもあれなのでこちらで扱います。
標示板には複数のスタイルが存在しますが、いずれも三角形の"いかにも危険を予告する図柄"が描かれています。
英文表記を見る限り、「津波」を英訳するとやっぱり「Tsunami」のようで…。
過去に浸水した事例があるということは、今後も浸水する可能性が無きにしもあらずいうことで、地震が発生したら特に警戒するしかありません。
津波浸水予想地域
津波発生時に浸水が予想される地域であることを示しています。
前項が過去に津波で浸水した事例がある区間であるのに対して、こちらは今後同規模の津波発生時に浸水が予想される地域であることを示しています。
現時点で事例が無いにせよ、標高の低い海沿いでは、地震発生時には特に警戒するしかありません。